THANX 9696 HITS FOR"RYOU"!!
ハッピバ〜スデイ、トゥーユー♪ うわぁ〜〜〜ありがとぉーー
眼前にそびえるように立つ巨大ケーキ。
ウェデングケーキみたい〜〜おいしそーーー
この年になって誕生日祝ってもらうのもなかなか恥ずかしいけど、
やっぱり嬉しいもんやねぇ〜「はいっ、ハイド、俺らからのバースデープレゼントっ♪」
ああ、ありがとーてっちゃん。
ふだんは鬼みたいやけど、ほんまはやさしい人やってんな。
プレゼント、あけていい?「うん、えーよ!」
うわぁーなんやろなんやろ。すごいドキドキするわー
「一生懸命なぁ、俺とケンちゃんとユッキとで考えて買ってんで!大切にしてなー」
ほんまにーその気持ちだけでうれしいわぁーありがとーなぁー
ガサガサ・・・
・・・・・・ん?
「なんじゃこりゃあああああーーーーっ!!!!」
ああそれさえもハピネス
ツアー中は毎日がライブのリハと本番ばっかで、少々疲れがたまったり。それを発散するのはライブでだったり地方でのお買い物だったりするわけだけれど。
ハイドにとって一番のストレス発散は、リハの合間にみんなとだらだらしゃべっていることである。
「最近おなかの調子悪くてさ〜、あんまり食欲ないんだよね。」はぁーとため息ひとつ、お昼の弁当もそこそこに、ユキヒロは灰皿にタバコを落とす。
残ったおかず類に目を光らせているのは、大食いのテツ。
すばやくユキヒロが放棄した弁当に手を出しつつ、「いつもやん。」
「こーせつれっとーじょうちゅうがおるんちゃう?」
「なにそのグロい名前の虫は。」
常人の3倍ほど早く食べ終わってたケンも、すでに一服中で。
ハイドは残り少ない弁当をマイペースに平らげながら、ケンの口からでたイヤな感じの単語に顔をしかめる。「あの、ほら、腸に寄生してさぁ、ひもみたいに長いやつ。」
「サナダ虫?」
「そう、それ。」
「普通そっちのが先にでてこんか?」
こーせつれっとーじょうちゅうて。
ツッコミつつも箸を進めるハイドの手は止まらない。「そいつがいたら食欲なくなるの?」
「らしいよ〜。なんかね、ダイエットとかのためにわざと腸で飼う人もおんねんて。」
「ぎょえぇーーアレってさぁ、体長が15メートルくらいあるんやろ?そんなんよー食うなぁーきもちわるーっ!」
「白いテープみたいな外見してるらしいからねー。具がうっすら見える水餃子みたいやねんて。」
「うえ。」
やたらにサナダ虫の話題で盛り上がる3人。
さすがのユキヒロも口を押さえて気分悪そうである。「昔はそのへんにうじゃうじゃおったらしいよ。俺のオカン、似てるからっていまだにきし麺食えへんもん。」
「もう水餃子ときし麺は食えまい・・・」
「ちょっとあんたたちぃー、俺まだ飯食ってんねんから。やめてよー。」
口を尖らしながらもハイドはまだ弁当をつついていたから、あまり説得力はなかったが。
それでもさすがは気遣いナンバー1のテツ、笑いながらゴメンゴメンと一応話題を転換する。
「こないださー新聞で見てんけど、あの、頭の毛の、増毛の治療みたいなんにいってな、増毛してもらうはずが、逆に治療ミスで毛ぇ抜けてもてんて!」
「はははははっ!」
「怖ぁーっ!それ、だいぶ抜けたん?」
「そらもう。キレイサッパリ!」
「うっそぉーかわいそうだねぇー!」
とかなんとか言いながら、ケンの顔は相当笑っている。
「それでな、その人慰謝料請求して、200万やで200万!裁判所に訴えたらしいわー」
「そりゃあ誰だって訴えるよ。」
「200万やったら安いぐらいやわ。名誉キソンやでー」
「ほんまになぁ。ハイドも気ぃつけーやっ」
「・・・それどーゆー意味よリーダー。」
突然話題を振られてハイドは思わず手を止め、ぎろりとテツの方に睨みをきかせた。
「ハイドもぞーもーするときはちゃんと場所選ばなあかんでー?」
へへへと笑っているテツの向こうで、ケンもやたらに納得したようにうなづいている。
「ハイドの慰謝料ってめーっちゃ高そうやもん。相手方も気の毒やわ。」
「なに、ハイドくんてそんなにヤバイの?」
「ヤバイヤバイ。この人デコ広いやん。将来まちがいなくハゲるタイプ!」
「ハゲるゆーな!」
「だーいじょうぶやって、だれか1人ハゲたら全員ボーズやから!」
「それ全然なぐさめになってへんねんけど、ケンちゃん。」
「マジで全員ボーズなの?」
「うん。リーダーが決めたから。」
「そうっ!俺もケンちゃんももちろんユッキーもボーズでーす!」
「うそー。ハイドくん、お願いだから早めにケアしといてね。」
「ユッキーまでひどいわ〜っ!」
もはや味方は誰一人おらず孤立無援状態のハイド。
弁当もそこらにほっぽって天さえ仰ぐ気分である。「でもハイドの場合はカツラのほうがええんとちゃうかなー。髪型いろいろ変えれるし。」
「あーたしかにね。」
「カラーリングもできるし!」
「ほんまや!」
こういうときの幼馴染みコンビは奇妙なほどに息が合っていておそろしい。
2人の爆笑を前に、さすがのハイドもグウの音もでない。「あんさぁ、今年から毎年ハイドの誕生日にカツラあげてな、将来にそなえんのってどお?」
「うわはははっ、それめっちゃいいっ!めっちゃいいそれっ!」
「必要になるころにはいい感じに集まってそうだねぇ、カツラ。」
「うわああやめてぇーカンベンしてぇーっ!」
頭を抱えて叫ぶハイドの脳裏には、今日見た夢の映像が浮かんできていた。
巨大なケーキ。
差し出されたプレゼント。
満面の笑みのテツ、ケン、ユキヒロ。
箱の中に入っていた、本物と見紛うほどの上等のカツラ―――悪夢や。
「そんなことしたらてっちゃんの誕生日にもカツラ送ってやるー!」
「かまわんよ、それそのまんまハイドにあげるから♪」
「いらんわ!」
ほんまにそんなんくれたら庭先で燃やしてやる!
固く心に誓うハイドであった。
まぁしかし。こんなふうにただしゃべってるだけで。
疲労回復心身良好。
いつもいつもくだらんことばっか話してるけど。
それさえも俺のハピネス。
プレゼントはなんであれ。来年もまた。
たんじょうび、祝ってね。
9696ヒッツ、涼さまキリリク「ハイドとヅラ」ですた。
ヅラの話短いか(笑)あいたた!しゅいましぇ〜んっ!
ハイディが一番好きなのはライブのリハの休憩中にみんなでぼーっとすること。
ってなんかの雑誌で以前読みましたんで、それ使ってみました。
久々に馬鹿ノリで!こーゆーのは書いてて楽しい(笑)
9696ヒッツ、ありがとうございました〜〜〜っ!!
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